医局を辞めたくても、昔は情報がなかった
医局制度の功罪 |
医局に所属されている先生であれば、一度は「医局を辞める」ことについてお考えになったことがあるかと思います。医局講座制の功罪が喧伝されるなか、スポットライトを浴びているのがこの医局制度なのです。
依然として医学界における医局の力は強く、医局に属していますと医師として生きるために、医局とお付き合いをしていくことを余儀なくされることが多いでしょう。大学病院の医局を喧嘩せずに辞めることが大切なのです。
実際に人間関係、情報網、医療技術・知識の伝承、さらには勤務先の確保まで、医局を通じて行うことになります。良い面も少なくないので、医局のメリットを否定する気持ちは全くございません。しかし、勤務先の選択に関しては自由は少なかったのではないでしょうか。医局の人員配置力が大きな力を持っていました。それ以外の方法といえば、人づての情報くらいでしょうか。
現在のように「公開された医師求人情報」というものはありませんでした。
インターネット環境が現在ほどに整備されていなかった時代は、先生方が転職される場合の情報ソースは非常に限られておりました。医局を介さない情報ソースは「醫事新報」か「ジャミックジャーナル」だけだった時代が長く続いたのです。どんなに優秀な先生であっても医局に所属されている以上、医局に背を向けては生きていけなかったわけです。
現在は公開された情報に基づいて医師の転職・アルバイト情報が得られるようになりました。時代は変わりました。医局には医局ならではの良さもあり、医局の復権も進んでいます。医局派遣、我々の転職サービスの両者を活かして先生方のより良いキャリア構築につながって行けばと思います。
医師の転職、アルバイトの御相談は弊社にお気軽にお問い合わせ下さい。誠心誠意、全力でサポートさせていただきます。