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医局を辞めるタイミング

医局を辞める。何があっても大学病院の医局を喧嘩せずにに辞めることが大切なのです。

医師としてステップアップするために、医局を辞めるタイミングとしては、以下が考えられます。

  • 後期研修などの研修プログラムを一段落させたとき。
  • 医学博士を取得したとき
  • 専門医の資格を取得したとき

円満な退局のために、よく考えて行動しましょう。
退局を決心しても、そこからが大変です。
大学医局の立場からすると、医局員が多ければ多いほど教育の仕組みを充実させられますし、研究に積極的に取り組むことができます。
医局は、教育機関、研究機関としての役割に加えて、地域の病院に医師を派遣しています。特に地方では、医局の医師派遣が、地域医療の支えになると同時に、大学医局の影響力の源になっています。そのために、医局員は多いほどよいわけです。
医局員が退局を申し出る先は、通常は教授になります。退職を願い出ても、すんなりと受け入れてもらえないのが受け入れてもらえないのが実情です。
だからといって、短気を起こして、喧嘩別れのような辞め方をするのは得策とは言えません。医局を辞める理由、大義名分が必要です。医局、そしてその幹部である教授は、立地する地域において一定の影響力を持っています。また、地域を越えた人脈があります。

先生のその後の医師人生にダメージを与えないためにも、円満に医局をやめなければなりません。


退局を切り出すタイミング 

退局を切り出すタイミングは、遅くとも、来期の医局人事を決めるための教授との面談までに行いましょう。これより遅くなると、教授としては、来期の人員配置の計画見直しが必要になってしまい、こじれるリスクが大きくなります。少しでも、相手が受け入れやすいタイミングで切り出します。
来期の人事にかかわる面談は、もちろん大学にもよりますが、11月~翌年の1月頃に行われる場合が多いです。

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