女性医師の比率が高くなってきています
医師の男女比の様々なデータについて説明します。
医師の男女比
厚生労働省のデータによると、女性医師の比率は平成24年度時点では、19.7%を占めます。女性医師は増加傾向にあり、近年若年層における女性医師の比率が高くなっています。近年では、医学部に入学する女子学生は全体の約3分の1を占めるようになっています。
年代別女性医師の比率
女性医師は若年層ほど女性比率が高い傾向にあります。29歳以下の女性医師は29歳以下の医師全体の35.5%、30~39歳の女性医師の比率は30.1%、40~49歳の女性医師の比率は20.4%、50~59歳では13%、60~69歳では9.7%、70歳以上では9.6%です。このデータからもわかるとおり、女性医師は若年層ほど比率が高く、高齢層ほど低い傾向にあり、女性医師比率は増加傾向にあります。
診療科目別男女比
医療施設従事医師の女性医師比率は平成24年19.6%で、22年の18.9%から0.7%増加しています。診療科目によって女性医師の比率は異なります。小児科・産婦人科・麻酔科・皮膚科・眼科は女性医師の比率が高く、3割以上を占めます。以下の表は診療科別女性医師比率を表したものです。
診療科目名 |
女医比率 |
---|---|
総計 |
19.6% |
内科 |
16.4% |
外科 |
7.1% |
精神科 |
21.3% |
小児科 |
33.7% |
産婦人科 |
31.5% |
麻酔科 |
36.8% |
救急科 |
11.5% |
泌尿器科 |
5.0% |
脳神経外科 |
4.9% |
整形外科 |
4.4% |
形成・美容外科 |
25.9% |
耳鼻咽喉科 |
20.0% |
皮膚科 |
44.3% |
眼科 |
37.5% |
リハビリテーション科 |
21.5% |
放射線科 |
23.0% |
女性医師の就業率
女性医師が医師として就業している率は医学部卒業後下降していき、卒業後(おおむね36歳)で76.0%で最低になったあと、就業率が回復していきます。
女性医師の離職・休職理由
女性医師が仕事を休職・退職した理由(複数解答可)は、出産が約7割と最も多くの理由として挙げられています。次に、子育て38.3%、自分の病気療養14.5%、夫の転勤10.8%、留学10.3%、家族の病気や介護3.3%、家事1.5%、その他6.7%が理由として挙げられました。
仕事を離職・休職した期間のアンケート結果では、一ヶ月未満3.6%、1~6ヶ月未満27.8%、6~1年未満29%、1年~2年未満18.4%、2年~3年未満11.1%、3年以上10.1%でした。
妊娠・出産で仕事をセーブする・良い条件で働くために
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