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患者と医師が合意して選んだ治療について混合診療を拡大

患者と医師が合意して選んだ治療について混合診療を拡大

混合診療
政府は混合診療を推進する姿勢を鮮明にしています。一定の基準の下で患者と医師が合意して選んだ治療について、個別に保険診療との併用を認める制度を創設する方針が打ち出されました。2013年秋に抗癌剤から始まった混合診療容認の動きが大きく進展します。

保険適用外の抗がん剤や手術ロボットなどの治療について、医師と患者が合意すれば速やかに混合診療として認めるようにする方針です。
新たな抗癌剤などはどんどんこの制度に乗せるようにするものと思われます。

抗癌剤が高すぎて国民皆保険が維持できない状態を回避するには仕方の無いことかもしれません。

患者同意で混合診療に 規制改革会議 新制度創設提言へ
読売新聞 2014年1月22日

政府の規制改革会議(議長=岡素之・住友商事相談役)は21日、保険外診療と保険診療を併用する「混合診療」について、患者と医師が合意した治療法であれば対象にできる新制度の創設を提言する方針を明らかにした。混合診療の拡充で患者の治療の選択肢を増やす狙いがある。同会議は治療法の安全性の情報を患者に伝える仕組みなどを議論し、3月に提言する。
国は混合診療を原則禁止しており、患者が保険適用外の治療を受けると、診察や入院の費用も保険がきかず全額自己負担になる。
新制度では、保険適用外の抗がん剤や手術ロボットなどの治療について、医師と患者が合意すれば速やかに混合診療として認めるようにする。患者個々の病状に応じて国の関連機関に申請する仕組みが想定され、治療法の安全性や有効性をチェックする仕組みも別に検討する。新制度に対し、厚生労働省は「患者を守るという視点を踏まえて対応する」としている。

混合診療拡大へ新ルール検討 規制改革会議
日経新聞 2014/1/21

政府の規制改革会議(議長・岡素之住友商事相談役)は21日、保険診療と保険外診療を併用する混合診療の対象を広げるため、新たなルールを検討することを確認した。一定の基準の下で患者と医師が合意して選んだ治療について、個別に保険診療との併用を認める制度を設計する。3月にも意見をまとめて厚生労働省と協議に入り、6月にまとめる答申に盛り込む。
現行制度では原則として、保険外診療を受けると保険診療を含めた全額が患者負担になる。例外は国が認めた一部の先進医療に限られる。規制改革会議は適用対象の拡大に加え、患者の選択や医師の裁量を広げるよう、厚労省に求めていた。

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