新聞報道によると、7対1病床が初めて減少したという。昨年4月までは年に1-2万床増えていましたが、メスが入った後、昨年4-10月までで約14,000床減少した計算になります。医療費を削減するため、厚労省が重症向け病床の要件を厳しくしたことの結果がこれです。
「なんちゃって急性期」で高い診療報酬を狙った、名ばかり7対1病床を削減するための国の施策が効果をあげ始めています。2006年に創設された7対1病床は入院単価が高く設定されていたために中小病院が競って導入し、壮絶な看護師争奪戦を各地で引き起こすことになったのです。
急性期病棟を積極的に運用しているところは良いのですが、残念ながらそうではないところが多いのが問題です。