新潟県の医師不足は深刻です |
新潟県は医師数が全国的にみても人口比で42位と、最も医師が不足する県の一つであり、しかもその差は徐々に開いています。平成22 年末現在における人口10 万人当たり医師数は191.2 人で、全国平均(230.4 人)と比較し約39 人少なくなっています。県内7保健医療圏のうち、全国平均を上回るのは新潟圏域だけであり、医師の地域偏在も深刻となっています。また、診療科別の偏在も深刻で、外科、産科・産婦人科、麻酔科などの人口10 万人当たり医師数は、それぞれ全国順位第46 位、第38 位、第44 位と特定診療科の医師が不足しています。
このように医師不足に悩まされている新潟県ですが、県の監査委員(野上信子代表監査委員)が7月10日、2014年度企業会計の決算審査意見書を泉田裕彦知事に提出しました。病院や電気など6事業の会計についてはおおむね適正とした上で、病院事業会計については
「医師不足により診療科の休診など地域医療への影響が出ている」
と指摘し、医師確保への努力を求めました。意見書では、医師確保対策として、大学との連携や職場環境の改善などを挙げました。看護職員に関しても、院内保育所の利用や育児休業からの復帰支援によって、働きやすい環境づくりを進めるよう求めました。 泉田裕彦知事は医師確保について「引き続き取り組みたい」と述べられました。
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