2004年の臨床研修制度発足後、青森県に残る初期研修医数が最多になりました。東北各県はいは医学部卒業生の県外流出に長らく悩まされてきましたが、青森県では明るい兆しがみられます。新卒医師の県外流出に悩まされてきた秋田県も初めて卒後1年生の県内残留率が50%を超えるなど、青森と同じ改善傾向がみられています。
今回の成果に貢献した要因として、まず第一に県内唯一の医学部である弘前大学医学部の頑張りがあげられるでしょう。弘前大学医学部が音頭をとって、県内の病院と連携して県内で研修する研修医枠を増やしました。こうした地道な努力が着実に実を結んでいるのです。
県内の研修医が過去最多に
NHK 2015/4/13
http://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/6083930981.html?t=1428871233471
医師不足が課題となる中、青森県内の病院でこの春から、研修医として診療を行うことになった医師は93人で、今の制度が始まって以降、最も多くなりました。
研修医は、医師の免許を取得した後、厚生労働省が指定する医療機関で、2年間診療を行うもので、平成16年から臨床研修が義務づけられています。
どの医療機関で研修を受けるかは、自らの判断で決めることができますが、青森県が研修医を受け入れている県内の13の病院に確認したところ、この春、採用された研修医は93人で、去年より24人増え、今の制度になった平成16年以降、最も多くなりました。
病院ごとにみますと、▼八戸市立市民病院が17人と最も多く、▼次いで青森市の県立中央病院が16人、▼弘前大学医学部附属病院が14人などと、多くの病院で去年を上回りました。
研修医が増えた理由について、青森県は、▼弘前大学医学部が主に県内で臨床研修を受けることを条件に募集定員を増やしたことや、▼病院の側も研修医のニー
ズに応えるため、臨床研修のプログラムを充実させたことなどを挙げています。県内でも医師不足が課題となっていますが、青森県医療薬務課は「医師不足の解消に向け、関係病院と連携して研修医の確保に努めるほか、研修を終えた医師に青森に残ってもらえるよう、環境を整えていきたい」と話しています。
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