秋田刑務所で受刑者の医療措置に是正勧告。刑務所医師不足が背景に。
秋田刑務所で受刑者の医療措置に問題があったとして、秋田弁護士会が刑務所に対して適切な処置を行うように勧告をしました。秋田弁護士会の勧告書によると、秋田刑務所は糖尿病を患っていた男性受刑者に対しておととし8月の定期的な健康診断で血糖値の低下が認められたあとも血糖値を下げる薬を服用させていたようです。
5か月後に受刑者が風邪で診察を受けたときには血糖値が下がり過ぎた状態になっていたとしています。 秋田弁護士会は、受刑者からの人権救済の申し立てを受けて調べた結果、必要ない薬を長期間服用させられ適切な医療を受ける権利を侵害されたと判断し、秋田刑務所に対して再発防止の措置を取り、受刑者たちに適切な医療措置を行うよう書面で勧告しました。
一方、秋田刑務所は「本人の体調を見て適切な判断をしたが、当所の説明が理解されなかった。今後も引き続き適切な医療措置に努めていく」と述べ、受刑者に対する医療措置は適切だったと主張しています。
背景には刑務所の医師不足問題があります。 刑務所医師問題の改善が喫緊の課題です。兼業を許可するなど、対策が必要です。
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