遠征系医師転職は成立しない
医師のアルバイト探しにおいては、少しでも自宅から近いところが良いのは言うまでもありません。少しくらい給料が安くても、往復の時間を節約できることを考えれば自宅から近いほうが良いのです。
同じことが医師が転職においても言えます。どうしても年俸など目に見えるところに注意が行ってしまいますが、せっかく転職するからには落ち着いて長く勤務したいものです。毎日の通勤時間は馬鹿にならないものです。高給を追求するあまり、カバーエリアを無理に拡大してしまう先生が少なくないのです。
当然、片田舎まで遠征すれば高給を得られる可能性は高まります。最初のうちは満足でしょうが、時間外の呼び出しをされれば朝帰りになってしまう、重症患者がいると自宅までの往復の時間が惜しくなって病院に寝泊まりするようになってしまうなどして家族との関係に綻びが出始めます。そして、
「やっぱり辞めた!」
となってしまいがちです。遠征系アルバイトは成立しても、遠征系医師転職は成立しないことをご理解下さい。
まだ先生が独身でとにかく多く稼ぎたい場合、事実上の単身赴任になってしまうことにご家族が納得されている場合には遠征系医師転職も考える余地はありそうです。