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フリーター医師の営業術 (日経メディカル Cadettoから)

フリーター医師の営業術

知り合いの先生の勤務する病院の医局に転がっていた日経メディカルCadetto 2012 No1.Spring

に興味深い特集があったと、ご報告を受けました。
NMOの会員へのアンケートをベースにしたアルバイト実態調査です。
アルバイトを行う医師は6割、当直行う医師はうち約半数など、興味深い内容が書かれています。
本日はタイトル通り、フリーター医師の営業術について書くのでこれ以外の記事内容は深追いしません。
さて本題。以下に引用します。
フリーで働く内科医のY氏は“おいしいバイト先”を見つけるコツを、「スケジュールが空いていれば、まずは1度働いてみる。仕事は時間を守り、呼び出しがあればすぐに行く。そんな当たり前のことを当たり前にすること」と話す。
 そうしてバイト先から信頼を得られれば、空きが出れば優先的に声をかけてもらえるだけでなく、事務長などからほかの病院を紹介してもらえるようにもなるという。
 そうして条件の良いバイトを選択していき、現在は月200時間、6カ所で働くY氏は、専門医資格は持っていないが年収は2000万円を超す。
いかがでしょうか。「当たり前のことを当たり前にすること」、何とも含蓄のあるお言葉です。裏を返せば、当たり前のこともできないフリーター医師がたくさんいるということです。医局制度全盛時代は、医局が派遣するバイト医の一定の品質を保証してきました。身元も明らかで安心だし、都合が悪くなっても後任を出してくれる。(たまにハズレの先生がいたとしても)医療機関側はそのシステムに依存してきました。今はどこからでも医師を集められるようになった反面、集まる医師も玉石混交。人を見る目が求められます。事務長さんたちの気苦労が増えました。「この先生は大丈夫」、事務長に一目置かれるようになればフリーター医師として一人前。一時の勢いは無くなったとはいえ、まだまだフリーター医師の時代は続きそうです。
P.S.フリーター医師を志す人は医局を離れる前に医師国保に入ったほうが良いです。

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