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医局を辞める前にチェックする項目

医局を辞める前にチェックする項目

医局辞める

医師の世界は狭いため、円満退局が鉄則です。医局の力が昔ほどではなくなったとはいえ、その大学が置かれる都道府県において、医科大学の教授は一定以上の影響を及ぼす存在であることは間違いありません。また、学会などで会っても気まずい空気になる、口もきいてもらえないというようなことにもなりかねません。しつこく慰留してきたり、恫喝してきたり、強引な引き留めの話もよく耳にしますが、どれだけ強引でも冷静な態度で対応することが大切です。イライラして売り言葉に買い言葉…などということになり関係性が修復不可能…などということは避けたいところです。

医局を辞めるためのルール

1、個人的な理由を退職理由に「教授の考え方と合わない」「医局人事が気に入らない」など、本当の理由をそのまま退職理由として言ってしまえば間違いなくトラブルになります。そのため、医局を辞める際は自分自身の強い希望や不可抗力で辞めざるを得ないと思わせる理由を伝えるようにしましょう。
良く使われる理由は以下の通りです。
退局する際によく使われる理由
1、結婚・出産のため
本当の場合が多いですが…、女性医師が結婚・出産の際に良く使う理由です。
医学会は良くも悪くも古い体質なので、「結婚・出産」となればすんなりと退職を受け入れられやすいといえます。
2、実家の継承や手伝いのため
医師は親も医師であるケースが多く、親から継承や手伝いを要請されることも多いため、説得力のある理由といえます。
3、親の介護のため
医療に携わる者として、親の介護に反対する立場にはありません。
実際、40代前後の場合は親が65歳以上の場合が多く、介護の必要が出てくるケースもよくあります。その他に、自分がステップアップしたいが大学にその制度がない、体調不良で勤務が困難、パートナーの転勤…、などもよくある理由です。

医局を辞める手続き

医局を円満退職し、転職を成功させるには、それなりのプランが必要です。プランは、大きく分けて3つにまとめることができるでしょう。
1:退職や転職経験のある先輩を当たり、辞め方、辞めるときの苦労などと言った話を聞いておくことがおすすめです。転職先の内定をもらってから話を聞くのが良いかと思います。このような体験談は円滑に退職を進める上で大きな参考となりますが、くれぐれも医局へ「辞めるらしい」との噂が行ってしまわないようにご注意ください。
2:医局内で、最初に退職の話をすべき相手は「直属にあたる上司」です。同僚やスタッフなどに話してしまい、いらぬ噂が事前に広がるとトラブルのもととなります。すでに「絶対に覚えておきたい退職のルール」でご説明したように、退職理由で「医局への不満」などを伝えてはいけません。
3:「直属の上司」と、退職日を話し合った上で、退職願いを渡します。退職日が決定しても、最後までしっかりと医局での仕事を全うしてください。引き継ぎ作業など、必要な業務もしっかり進めておきましょう。雇用保険被保険者証や年金手帳など、必要な受け取り物も忘れずに。
しかし、実際には「退職願いを受理してもらえない」「後任者が決まらないなどの引き止めに合う」などのトラブルが起きるケースもあります。結果、退職予定日が延びてしまい、転職先で先方との仲もこじれる…というような最悪のシナリオもあり得ます。退職・転職には、強い意志が不可欠ですが、ご自分だけではご心配でしたら弊社のご利用をおすすめします。

医師が「医局を辞めたい」と思うタイミング

医師が医局を辞めようと考えるタイミングは、「人事への不満がある時」、次いで「教授が交代した時」、そして「派遣先に魅力がない時」が最も多いです。
特に、医局にいるメリットをある程度享受できた後、つまり後期研修などのプログラムを一通り終えていたり、医学博士を取っていたり、専門医の資格を取得していたりすればなおさらその思いは強くなります。
大学病院は医師の教育機関でもあるため、一般病院よりも教育環境が整っていますが、年次の浅い医局員であるほど地方の病院に派遣される傾向があります。
大学に在籍しながら地方で臨床経験が積めるというメリットはありますが、いつどこに派遣されるされるかわからないという不安もあるのです。
だから、ある程度力が付いた一定の年齢になると医局を出て、転職して安定した生活が送りたいと思うようになるのも無理はありません。
そう雖も、医局を辞めるにはそれ相応の覚悟が要るものです。医療業界はとても狭く、辞め方を誤れば今後のキャリアにも影響しかねないからです。もちろん、医局に残り頑張って上を目指すという選択肢もあります。もし辞めるのであれば、こういった医師の転職サイトで次の職場を探すことをお勧めします。

「医局を辞める」と申し出るタイミング

来期の医局人事を決めるため、早いところで11月、遅くても1月に医局員と教授との面談が行われます。
教授は、その場で医局員の現在の状況や希望などをヒアリングしながら、来春からの派遣をどこにするか教授が決めるのです。
そして、その時が「退局の意思」を伝えるタイミングとしている医局員が多いといいます。
とは言え、教授はは来期も戦力として数え、次の派遣先を決めようとして面談しているのでここで「辞めます」とは非常に言いづらいものです。
だからこそ、教授を納得させるもっともらしい理由が必要です。また、教授はあの手この手で引き留めてくることも考えられます。
医局を辞めてもやっていけるのだろうか?医局を辞めたいと思ったときに、真っ先に浮かぶ想いがこのような不安でしょう。
特に、医局の外に出たことのない先生ならなおさらのこと。未知の地平は恐ろしく「転職なんてとても無理」と思ってしまいそう。実際に勤務医の約70%は医局に所属していますが、しかし一方では「所属経験がない」という先生も10%ほどいるのです。35歳以下の勤務医では、なんと20%以上が「医局に所属したことがない」といいます。(m3.com調べ)ご存じのように平成16年の臨床研修必修化に端を発し、医師のキャリアデザインもより豊かになりつつあります。医局には医局ならではのメリットもありますが、必ずしもそこに自分の人生設計を合わせなければならないかと言えば、そうではありません。今後、医師の皆さまがより自由にキャリアをデザインできる環境が整ってくるはずです。現実にそのような動きもありますから、今は「医師の働き方における過渡期=変革期」と言えるのではないでしょうか。医局を辞めても、案外やっていけるのです。ただ、思い切って医局を飛び出して失敗してしまわないように、プランはしっかり立てて、外部からのサポート体制も確保しておきたいですね。そんな時は弊社にお任せ下さい。

医局制度の今~医局を辞めて転職しても良いのか?

医局制度の弊害を改善すべく、2004年に新臨床医研修制度が導入されて以来医局を離れて自身が望むキャリアプランを歩んでいこうとするケースが増え始めています。
医局制度は明治時代に作られた日本独自の特殊な制度です。社会にとっても医師本人にとってもメリットがあったからこそ現代まで存続してきたのでしょう。確かに、社会的には全国に医師を派遣することで過疎地域の医療をサポートでき、医師にとっては、複数の病院をローテーションすることで多様な臨床経験を得られるというメリットがありました。しかし、その一方で、医師個人の希望を無視した人事で、医師個人キャリア選択の自由を奪ってきたのもまた事実です。実際に、初期研修終了後に異動した経験がある医師を対象にした調査では、「医局人事に従った」人より、「医局から離れた」人の方が仕事への満足度が高いという結果も出ています。

医局を辞めるメリット・デメリット

医師の転職はかつて、医局からの紹介によって行われることが一般的でした。しかし、前出の新臨床医研修制度導入以来、一般社会と同様に、医師も自分で転職先を探すケースが増えています。インターネットの普及や、医師の転職サイトの充実などがそれを後押ししています。とはいえ、まだまだ医局の影響は大きく、自分の判断で転職を行うことに不安を感じる先生も多いことでしょう。
そこで、医局を辞めるメリット・デメリットを考えてみたいと思います。

医局を辞めて転職するメリット

  • 給料が上がる
  • 休みが増え、残業・当直が減る

完全週休2日制の施設も増えて、中には週4 日勤務の施設も珍しくありません。転職して良く休めるようになり、質の高い仕事ができると喜んでいる医師もいます。

  • オンコールがなくなる

施設によってはオンコールなしという条件での勤務も充分あり得ます。

  • 好きな場所で生活ができる

いつ地方に飛ばされるか、いつ地元に帰れるか…などという心配をしなくてよくなります。その地に留まるも、異動するも自分の自由なのです。

医局を辞めて転職するデメリット

  • 何事も自己責任

医局を出ると自由になる部分が増えますが、裏返せばそれがデメリットでもあります。何事も自分で調べ、自分で決めていかなければならず、医局を出た先生で自分のことを“一匹狼”と呼んでいる先生がいらっしゃいました。

  • 医学の進歩についていくのが大変になる

大学病院であれば最新の医療知識や治療法が随時学べる環境にありますが、そこを出ると最先端に属していない不安を感じる場合もあります。

医師もQOLを考える時代になりました

最近では転職を考える医師も増えてきているようですが、その理由は一体なんでしょうか。実は転職した医師の半数が「勤務時間、残業、休日などの労働条件・待遇がよいこと」を、転職における譲れない条件と考えていたようです。医師という職業の大変さを垣間見ることができます。実際にいまこのページをお読みになっている方も「休みがとれない」「激務が多くて疲れ果てた」というような経験があるのではないでしょうか。

ただ、実際に医局を辞めようとすれば、様々な問題が立ち上がります。「良い職場が見つかるだろうか」「待遇面は改善されるだろうか」といった現実的な不安のほかに、医局のほうから辞めないよう圧力がかかる、と言ったケースもゼロではないようです。

しかし、医師といえども生身の人間。使命感や向上心に燃え、堪え忍ぶ姿も立派ですが、21世紀は医師も「QOL=Quality of Life(生活・人生の質)」を自分で確保する時代に変わりつつあります。人生の多くの時間を過ごすのが「職場」なのですから、できる限り良い環境を求めるのは当然の欲求です。医局を辞めて転職するメリット・デメリットをご検討のうえ、医局を辞めて転職するメリットがデメリットを上回るようならば、ぜひ1度転職を検討してみてはいかがでしょうか。

医局をスムーズにお辞めになりたい先生は弊社にお気軽にご相談下さい。誠心誠意対応させていただきます。

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