医局に属する先生の退局の申し出は躊躇するものです。
医局を辞めたい。どんな切り口から、教授に話すべきか。退局の切り出しから、出勤の最終日までの日々は非常に嫌なものとなるでしょう。そんな中でも、転職やその他の仕事へ向けて先へ進みたい。今の現状を打破したい。という先生のために、退局までのスケジュールを一通りまとめてみました。
医局を辞めるための、申し出~退局までスケジュール
退局を教授に切り出す時期は?
ずばり、教授との面談の機会を利用しましょう。医局では、大学に酔ってのところもありますが、基本来季に向けた医局人事を「11月~翌年1月」頃に行います。その中である程度の医局員たちの今の希望だったり、状況を把握して、その意見からどこに派遣するのかを考えていきます。もちろん教授側は、先生に期待して次の派遣先などを考えているわけですから、切り出しにくいところはあると思います。そこで、「退局する理由」が必要になるわけです。
普通に辞めたいこと話をしてもわかってくれる教師もいると思いますが、やはり建前というものは大事であると思います。ということで、医師が医局を辞める時に使用しやすい辞退理由をリストアップしてみました。
医局を辞める時の辞退理由一覧・方法
結婚や出産があるため
女性医師が退局時にもっとも使用しやすい理由です。本当にこれが理由で辞める方が多いと思いますし、相手も納得しやすい理由だと思います。
親や・祖父祖母の介護のため
我が国で広く問題になっている親の介護問題ですがこれを利用して、退局理由にします。教授も医師の端くれですから、これに強く反対することは世間体を考えると難しいでしょう。使用しやすい理由だと思います。
実家の継承や、手伝いのため
多くの医師は、実家が医療機関を経営しているので、実家を継ぐことは、おかしな事ではありません。よくある話なので非常に説得力がある話になると思います。しかし、他の人に自分の実家の話などをしてる場合は別の理由にすべきです。他にも、
- 伴侶の転勤
- 自分自身の勉強のためステップアップのため
- 病気にかかってしまい勤務が行えない。
などなど、反対しにくい理由を列挙することが必要だと思います。
以上が円満に医局を辞める際に使用しやすい理由です。
退職時に注意する問題点
こちらは、今までの理由から退局したいという話を教授にした際、教授の方で妥協案を提案してくる場合があります。どの病院でも医師は不足している場合がほとんどですから、多くの場合は先生に辞めて欲しくはないものです。そのため、先生が辞めないようにあれやこれやと策を練って話してくる可能性があります。今までは地方の病院に派遣されていた場合、今度は本院勤務にする。などという提案や、海外留学に行くのはどうだろう。という提案など、飴を持ち出し、説得してくる可能性が高いです。それでも固い意志をしっかりと持って丁重にお断りすべきです。
医師を辞める(職場を辞める)という結論に至ったのは、生半可な気持ちではありませんね?
もちろん、そのたまりに溜まった思いをぶちまけるのは良くありません。教授と口論になっても今後の学会や医師会などで顔を合わせるでしょう。非常に気まずく辛い思いをすると思います。いかにしてオブラートに包みながら、自分の正直な気持ちを、相手に真摯に受けてもらえるよう説明するかを、事前に段取りを考えておきましょう。
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