千葉県成田市の医学部新設が政府の国家戦略特区で検討が進んでいますが、これについて日本医師会、日本医学会、全国医学部長病院長会議が5月13日に共同で会見を行いました。成田の医学部新設については、2014年12月にも三者で反対を表明しています。
医師の養成過剰が目前に迫っている
と、反対する声明を出しました。
日医の横倉義武会長が、新設を検討する特区の「成田分科会」のメンバーとして、医学部新設の当事者や有識者のみで、文部科学省や厚生労働省も入っていない点を指摘する場面もありました。
今回の声明で示された今後の医師数の推移です。
医学部卒業者 - 死亡など原因で減る医師=純増数
として、それを毎年6000人と見込んでいます。
「養成過剰が目前に迫っている」
全国医学部長病院長会議顧問の小川彰氏は、2008年度からの定員増について、10年をめどとした「時限的な措置」であった点を指摘し、文科省に検討を求めています。
成田の医学部については、急いで決めすぎている感が否めないのも事実です。
まるで何かに追われるように、急いでいる感じがどうしてもしてしまいます。