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双葉病院の医師は患者さんを見捨ててはいなかった

双葉病院の医師は患者さんを見捨ててはいなかった

福島県双葉病院の医師らが患者を置き去りにして逃げたというニュースが各メディアにて流されましたが、彼らは患者を見捨てて逃げてはいませんでした。 家族を亡くされた方の気持ちはわかりますが、怒りの矛先を向ける相手が間違っています。病院側だって被害者なのです。あの状況で何ができるというのでしょうか。

東日本大震災と東京電力福島第1原発事故直後、福島県大熊町の双葉病院の避難が遅れて患者らが多数死亡した問題で、同病院は9月30日、独自の調査結果を公表しました。
「多数の死亡は原発事故が原因」と結論づけ、「病院側の過失はない」としました。また、自衛隊や町などへの再三の救助要請にもかかわらず避難が遅れたことや、避難先への長時間の移動が患者の死亡に影響を与えたなどと指摘しました。双葉病院は患者らがどのような経緯で避難したかを独自に調査し、福島県いわき市内で遺族への説明会を開きました。病院患者の遺族ら64人と、隣接の老人保健施
設「ドーヴィル双葉」利用者の遺族ら60人が出席しました。
報告書は「原発事故と患者の死亡には因果関係がある」とし、病院側は説明会で「病院側に過失はない」とした。鈴木市郎院長は説明会で「たくさんの患者がな
くなったことは残念だが、謝罪するつもりはない」との姿勢を示しました。

一方、政府の事故調査委員会は「県や関係機関との連携不足、組織内の情報伝達の不備」と指摘しました。自衛隊が患者を救助する際、病院関係者らは付近で待機していましたが、福島県が「患者だけが残された」と誤った報道発表をしたため、「病院側が患者を置き去りにした」などと非難された。福島県は発表ミスを謝罪しました。

福島県の誤報が原因です。

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