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人気の「製薬会社メディカルドクター」ってどう?

最近医師の転職市場で注目を集めている製薬会社「メディカルドクター」とは、製薬会社勤務の医師のことです。「当直なし」「定時勤務」が最大の魅力です。

かつて日本では、新薬の開発にあたっては大学の医局などへ外注を行う「共同開発スタイル」が主流でした。最近では国内製薬会社の海外進出や外国企業との合併が増え、他の外資系企業と同じように、外注ではなく自社内に「メディカルドクター」と呼ばれる、新薬開発にあたって必要な医学的専門知識を持った医師を採用するところが増えてきています。現在国内では約500人の医師が製薬会社で勤務しています。

欧米では「製薬医学:Pharmaceutical Medicine」という考えが深く浸透しています。医薬品に関連する医学知識を統合し、医薬品のさらなる安全性と有効性を研究する領域です。この 「Pharmaceutical Medicine 」という考えは、海外特にヨーロッパでは医学の一専門領域として確立されています。欧米では「臨床開発は医療行為である」という規制当局の考えもあり、製薬企業には当たり前のように医師が存在します。

臨床医から製薬会社へメディカルドクターとして転職する場合は、それまでの臨床経験を元に管理者待遇で転職できる場合が多く、また、臨床医よりも報酬が上がる場合がほとんどです。かなり有利な条件で転職できる確率が高いといえますが、人的マネジメント能力、言い換えればリーダーシップが求められます。

通常、製薬会社では臨床経験5年以上の医師を求めています。ご自身が専門とする領域での「専門医」や「認定医」などもあれば尚可ですが、実際に治験に関わっていた経験は評価されます。そして英語力も求められます。TOEICで700-800点程度は要求するところが多いです。この点、海外留学経験があることは優位になります。

臨床ではなく研究者としての勤務になりますから当直はなく、フレックススタイルなど自分に合った勤務スケジュールを組めるのも製薬企業に転職する最大のメリットといえるでしょう。しかし、決して「ラクが出来る」ということではありません。時として海外との深夜の電話会議、頻繁な海外出張に加えて、今まで同じ立場であった臨床医を「お客様」として接することになります。そして何より、「XX先生」と呼んでもらえなくなることを覚悟しなければなりません。

(参考)
84 :卵の名無しさん:2008/04/03(木) 23:51:18 ID:nj7NAkfW0
医局をやめて製薬会社に入った医者が
教授をヨイショしてMRと一緒にカラオケやってたぞ。

86 :卵の名無しさん:2008/04/04(金) 00:02:31 ID:1H9pA0uU0
>>84 kwsk

88 :卵の名無しさん:2008/04/04(金) 00:09:09 ID:oZdN5ky90
>>86
メディカルアドバイザーとは言え、
結局、薬を売らなきゃ自分の給料には跳ね返らない。
自分の研究者としての専門分野は結局もといた医局の分野と重なるんだよ。

企業もそのコネを利用して、売込みをかけたいだけ。
薬を売り込むにはその分野の権威を利用する以外に方法はない。

アドバイザーといえど薬を売らないと自分の立場もなくなるんだ。
勤務医より待遇よくても、営業マンにならざるを得ない

「もう、先生と呼ばれなくても良い」、
「知り合いの先生に愛想笑いするのは苦にならない」・・・でも9時5時で当直なしが有り難い。
そんな先生には、メディカルドクターへの転身をお勧めします。

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