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「マターリ病院勤務医・・・」とは

「マターリ病院勤務医・・・」

とは厳密なフリーター医師ではなく、極楽老人病院などに常勤として勤務しつつアルバイトも行い、パフォーマンスを高めようという人たちの一派です。この中には医師アルバイト市場の市況悪化により、フリーから常勤に戻った先生が結構いらっしゃるようです。

今回問題視されているのは「ウハウハなフリーター医師(先発組が多い)」と「儲からないならせめて時間を重視しようというフリーター医師(後発組が多い)」との間で齟齬が生じ、とても一緒にやっていけないよ!ということで分派してしまったことです。

フリーター医師のジェネレーションギャップ

過去のスレッドではフリーター医師をその参入時期でセフェム系抗生剤の如く「第一世代」「第二世代」「第三世代」と分ける論調がみられました(詳しくは過去ログを参照のこと)。
簡単に言えば「フリーター医師」が珍しかった「第一世代」はボロ儲けできたが、フリーター医師が珍しくなくなった最近に参入した先生は全然儲からないということなのです。先発組は後発組の「安い仕事をガツガツ受けるありさま」に嫌気が差し、後発組は先発組の収入自慢に嫌気が差し、袂を分かってしまったのです。もっとも、フリーターでやっていく気概のある先生にはゴルゴ13のように独立自尊の先生も多いでしょうから、団結してやっていくのはもともと難しいのかもしれません。
三浦展や山田昌弘の本に書かれているような問題が、医師の業界でも着実に進行しているということです。つまり医師版「下流社会」の到来です。原因のひとつは医師の労働市場の自由化です。医局支配が弱まり、「逃散」が恒常化して奴隷に甘んじる医師が減ったのです(結婚・子育てなどで高率にフリーターになる、女性医師の増加も原因のひとつでしょう)。
もうひとつが医療費の抑制による賃金下落です。前者によってフリーター医師が増加し(広義には、フリーター医師に「マターリ勤務医」も含めて良いでしょう)、後者による医師のアルバイト代の下落が起こっているのです。そのために、特に新規参入したフリーター医師の収入が減っているのです。先発のフリーター医師は美味しいアルバイトを握って離すはずが無く、後発組は安いアルバイトを奪い合うことになります。

フリーター医師のアルバイト奪い合い問題の解決のために

フリーター医師、フリーランス医師の間で、苦しくて安いアルバイトをつい受けてしまうことがあると思います。安いアルバイトに飛びつけば、必ず足元を見られます。さらに賃金は下落します。苦しくても、割の良いアルバイトにこだわって探しましょう。

諦める前に、当社にご相談下さい。

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