英語で診療する医院、外資誘致へ都心で開業相次ぐ
英語で診療する医院の開業。出てきたのは聖路加と亀田でした。有力私立病院は資金が潤沢、医院の出店は苦もなくできます。いざという時は本院に入院してもらうことも可能です。在留外国人が増えれば大きなマーケットになってくると考えられます。
今後、TPPで医師免許のクロスライセンスがどうなるかは全くわかりませんが、緩和されれば外国人相手に開業する外国人が増えることも予想されます。先手を打っておく意味合いもありそうです。
外国人医師の診療許可のリスクをひとつ指摘しておきます。それは外国人のモグリの医者を跋扈させるリスクです。現に、日本の医師国家試験を偽造した外国人が逮捕されています。こうした悪人と対峙せざるを得ず、国民をニセ医者の嘘の診療から守る手間をかけねばならないわけです。代償は小さくありません。よく考えてから対応すべきでしょう。
【東京】英語で診療する医院、外資誘致へ都心で開業相次ぐ
日経新聞 2013/4/4
東京都心では外国人ビジネスマンやその家族が言葉の不自由なく気軽に医療サービスを受けられるように、英語で診療する医院の開業が相次いでいる。外資系企業のテナントを誘致する有効な手段とみて、オフィスビル開発を手掛ける不動産各社も外国語対応ができる医院のテナント化に力を入れている。
昨年秋に大手町に完成した「大手町フィナンシャルシティ」には聖路加国際病院が分院「聖路加メディローカス」を開いた。英会話が堪能な常勤医師が診察にあたる。内科が主だが、入院が必要な場合には聖路加国際病院の本院への紹介も受けられる。
3月に京橋に完成した複合ビル「東京スクエアガーデン」には、今夏に「亀田京橋クリニック(仮称)」が開業する。英語での一般外来や人間ドックに対応し、近隣で働く外国人ビジネスマンらの利用を見込んでいる。