医師の名義貸しはやめましょう。
名義貸しで医師が書類送検される事態がまた起きています。医師の資格がないのに患者に注射するよう指示したとして岐阜県羽島市の診療所「**クリニック」元代表らが逮捕された事件です。運営する意思がないのに名義を貸してクリニックを開設したとして医療法違反容疑で元院長の男性医師(49)・横浜市が書類送検されました。
甘い囁きに乗って足元を掬われないようにしましょう。
未だにこんなことをやって書類送検される医師が存在することが信じがたいのですが、なぜわからないのでしょうね。
勤務しなくても管理医師として登録することで毎月一定の報酬が得られる名義貸し。毎月30万円以上もらえるようです。こんな端金で足元を掬われてはいけません。
繰り返しますが、その程度の小銭で書類送検なんて割に合いません。
医師のアルバイトとしての名義貸しは危険過ぎるのでお勧めできません。もちろん、勤務実態が無いのに報酬を得れば立派な医師法違反です。絶対にやってはいけません。
このケースは開設管理医師が診療所の管理を怠ったことになってしまいます。実際に無資格診療が行われているかどうかは問われません。無資格診療の有無にかかわらず名義貸しは違法行為です。名義貸しが横行しているのは美容外科やコンタクトレンズ診療所ですが、診療時間中に管理医師がいなければ指導の対象になってしまいます。注意ください。
<参考URL>
http://www013.upp.so-net.ne.jp/nishioka/kaitou44.html