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スイスドイツ語で診療を受けたいスイス人患者

スイスドイツ語で診療を受けたいスイス人患者

私はドイツ語が全くわからないので、ドイツ語圏のスイス人の話す言葉も、ドイツのドイツ人の話す言葉も同じように聞こえます(どちらもチンプンカンプン)。しかし、スイスで話されているドイツ語は「スイスドイツ語」でドイツ語の方言です。ドイツ人のそれとは発音、語彙、言い回しがかなり違うため両者間での意思疎通が困難だとされています。

スイスの医師不足を補っているのがドイツ人医師ですが、言葉の壁があるようです。

スイスに流入するドイツ人が増えたことで起きている問題点を指摘したSankei Bizの記事が秀逸です。ドイツ人医師が増えていることで起きる問題も指摘しています。全文はリンク先スイスに広がる反移民感情(SanKei Biz) を御覧ください。

スイス人のバレエダンサー、イーリス・インダービツィンさんは、病院にかかるときには自分の使っている方言で医師と話したいと考えている。しかし28万4000人以上のドイツ人が住むスイスでは、それがかなわないこともある。

彼女は「いらだたしい。病院では母語で話したい」と話す。彼女の母語であるスイスドイツ語はスイスで話されるドイツ語の方言の一種だが、発音や語彙はドイツで話されるドイツ語とはかなり異なる。

食品・飲料大手のネスレや製薬大手のノバルティスの本拠地であるスイスは、雇用が多く、税率が低く、また生活水準が高いことから、これまで多くの移民を引きつけてきた。公的データによると、同国の人口800万人のうち20%以上が外国人で、医療従事者では3分の1以上が外国人登録者だ。

日本で外国人医師が増えると、同じような問題が起きると思います。
標準語がわからない日本人患者は少ないでしょうから、標準語を勉強した外国人医師と全く意思疎通できないということはないでしょう。しかし、日本人の中には方言に誇りを持って敢えて方言しか話さない人が多いのも事実です。
「辛気さい。病院では大阪弁で話したいねん」
となってしまうでしょう

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