遅すぎた感もあるが、硬直化した日本の大学システムを改革するには「日本版NIH」が必要だ。それに併せて乱立する国立大学医学部の統廃合と大学病院の切り離しが必須である。小粒な大学がそれぞれに小粒な研究をしていても世界に伍することはできない。ナショナルチームを作り、人とマネーを集中投下して計画的にやらねばならない。大学病院はJRと同じく「上下分離方式」で経営健全化を目指すべきである。
医療研究で新組織検討へ=米NIH参考に―競争力会議
WSJ 2013年 3月 22日政府の産業競争力会議は22日、「健康長寿社会の実現」を議題とするテーマ別会合を開いた。佐藤康博みずほフィナンシャルグループ社長ら民間議員は、米国立衛生研究所(NIH)に倣い、医療分野の研究開発の司令塔となる省庁横断的な組織として「日本版NIH」の創設を提言。政府側は「重要な提言だ」として検討に入る方針を表明した。
民間議員は会合で「大学などが行う基礎研究と、産業界での応用研究の橋渡しをするため、NIHが必要だ」「さまざまな官庁に分かれている予算を一元化すべきだ」などと主張。政府は、日本版NIHとして、厚生労働省や文部科学省、経済産業省が所管する研究開発関連の独立行政法人の統合などを検討する。
好条件の医師アルバイトをお探しの先生に「かゆいところに手が届く」
きめ細やかなサービスを提供いたします。