医療通訳の育成
医療観光の強化に向けて、経済産業省が医療通訳の育成に力を入れる。メディカル・ツーリズムの対策に限らず、訪日外国人が一般医療機関を受診する機会は増えている。だいたいは家族、知り合いなどで外国語と日本語ができる人が通訳として一緒に来院されるが、ボランティア頼みのところが大きかった。また救急受診に際しては通訳を受けられないケースも多く、緊急性のある事態なのに本人に詳細な問診ができず困ることもしばしばある。我々も努力すべきであるが、国がハイレベルな医療通訳制度を創設してくれるならば、こういった事態にも期待できる存在になるだろう。外国人患者受け入れを促進するために医療通訳の導入が望ましい。