国立長寿医療研究センターの大島伸一・同センター名誉総長が示された認識についてである。
大島先生は、日本の在宅医療が「明らかにセカンドステージに入った」との認識を示された。
「セカンドステージ」とは何かというと、在宅医療にかかわる専門職種などの団体が、責任を持って内容の充実を図ることである。こういった職種の人間が先頭に立って頑張ることが求められているのである。
国が在宅医療にこれまでのような高い報酬をつけてくれることはもうないだろう。
しかし、だからといって冷酷に撤退するだけではダメだ。医療者がプライドをもって在宅医療を盛り上げていく。そういう矜持を持てということである。