医師の研究職・教育職|大学や研究所で働くという選択

⏱️ 30秒でわかる要点

  • 研究職・教育職は、臨床の経験を土台にしながら働き方を変える選択肢になる
  • 大学では研究と診療を兼ねる形が多く、配分は所属と時期によって変わる
  • 研究所や企業の研究部門では、臨床から離れる度合いが大きくなる場合がある
  • 雇用の形態と任期、評価の基準を、進む前に確認しておく

→ 研究職・教育職の位置づけ、大学での兼ね方、研究所や企業、任期の確認事項をまとめています

医師のキャリアは臨床だけではありません。研究や教育を軸にする働き方もあり、臨床で積んだ経験が土台になる場面が多くあります。

このページでは、研究職・教育職という選択肢の位置づけ、大学で研究と診療を兼ねる働き方、研究所や企業の研究部門、教育に関わる場面の広がり、進む前に確認しておきたい点を順にまとめます。

研究職・教育職という選択肢の位置づけ

研究職や教育職は、臨床の業務とは評価の軸が異なります。何を成果として扱うかを先に把握しておくと、働き方の見通しが立ちやすくなります。

  • 研究では、計画の立案、実施、発表、研究費の確保が主な活動になる
  • 教育では、講義や実習の運営、指導、評価が主な活動になる
  • 臨床と研究を兼ねる場合、時間の配分は所属と時期によって変わる
  • 評価の軸は、所属する組織の定めによって異なる

研究や教育の仕事は成果が見えにくく、評価の時期も長くなりやすい面があります。どのような基準で評価されるのかを、応募や異動の前に確認しておく方法があります。

大学で研究と診療を兼ねる働き方

大学では、診療・研究・教育を組み合わせた働き方が一般的です。組み合わせの比重は、講座や部門の方針によって異なります。

  • 診療の曜日と研究の時間を、あらかじめ分けて確保する
  • 教室や部門の運営に関わる業務が加わる場合がある
  • 附属病院での勤務と、大学での業務を並行して担う場合がある
  • 移動を伴う場合は、日程の組み方を先に確認する

兼ねる働き方では、複数の予定が重なりやすくなります。週単位で予定を書き出し、調整が必要になる時期を先に把握しておく方法があります。

研究所や企業の研究部門という選択肢

臨床の場を離れて研究に取り組む働き方もあります。研究の目的と、求められる役割は組織によって異なります。

  • 公的な研究機関や、大学に附置された研究所での勤務
  • 企業の研究開発部門での勤務
  • 治験や臨床研究の支援に関わる立場
  • 臨床から離れる度合いと、診療への関わり方の違い

臨床から離れる期間が長くなると、診療の感覚を取り戻すための時間が必要になることがあります。診療との関わりを続ける前提があるかどうかを、進む前に確認しておく方法があります。

教育に関わる場面の広がり

教育は、大学の講義だけではありません。臨床の場でも、学生や研修医、後輩の指導という形で関わることができます。

  • 大学や専門学校での講義と実習の運営
  • 臨床の場での指導と、手技の伝え方の整理
  • シミュレーション教育や研修の企画
  • 教育の手法や評価の方法を学ぶ機会

教育に関わる場合も、準備と振り返りに時間がかかります。診療や研究との配分をあわせて考えておくと、無理なく続けやすくなります。

進む前に確認しておきたいこと

研究職・教育職を検討するときは、次の点を確認しておくと判断の材料がそろいます。

  • 雇用の形態と、任期の有無
  • 評価の基準と、見直しの時期
  • 研究費や設備など、活動を支える体制
  • 診療への関わりを続けられるかどうか
  • 生活の予定と、働く場所の見通し

制度や運用は組織ごとに定められており、変更されることもあります。募集の情報と、担当の窓口で得た内容を分けて記録し、複数の情報を突き合わせて検討する方法が一般的です。

よくある質問

臨床の経験がなくても研究職に就けますか?

求める経験は組織によって異なります。臨床の経験を前提とする募集もあれば、研究の経験を重視する募集もあります。募集の情報と面談で確認する方法があります。

研究と診療はどのように両立しますか?

曜日や時間帯を分けて確保する方法が多く見られます。配分は所属と時期によって変わるため、着任の前に運用を確認しておく方法があります。

任期がある場合、その後の見通しはどう考えますか?

任期の定めと更新の考え方は組織によって異なります。次の募集の時期や、臨床に戻る場合の扱いをあわせて確認しておく方法があります。

臨床に戻ることはできますか?

戻る際に必要な手続きや、診療の感覚を取り戻すための期間は、離れていた期間と領域によって異なります。復帰の扱いを、進む前に確認しておく方法があります。

研究職・教育職の相談はどこにできますか?

当室では、臨床以外の働き方を含めたキャリアの整理をお手伝いしています。状況を伺いながら、確認すべき点を一緒に整理する形です。相談は無料です。

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