7対1病床の削減で、看護師争奪戦はなくなるものと考えられていたが、決してそうではないようだ。 首都圏の郊外は中央グループに属する200-300床規模の病院が多数ある。そういうところ、徳洲会などでは看護師の確保は引き続き大きな課題となっているのである。
7対1病床は、質の高い医療を提供できる体制とされているため、他のタイプの病床に比べて人件費や医療機器など設備のコストを高く設定することを認められてきた。入院基本料は最も高額な1日1万5660円に設定されている。しかし、むやみに7対1ベッドを増やして稼ごうという病院が増えたため、お国のメスが入った経緯がある。
看護師は女性がほとんどであり、しかも比較的若い女性が多い。これからは手厚い託児サポートがないと生き残れない時代になることを示す記事がみられた。日経新聞の記事によれば、夜間保育や病児・病後児保育に力を入れる施設が増えている。戸田や上尾の中央グループの病院の事情が報じられていた。子育てなどで働けない、埋もれた看護師「埋蔵金」をいかに発掘するかでしのぎを削っているのである。
中央グループは運動会など、独特の活動があって、それが好きな人には良いだろう。病院前にはAMG仕様の自販機が置いてあったりするが、それもスポーツ活動を奨励するものだ。好きな人にはよいだろう。好きな人には。