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医師転職 (消化器内科)

内科のサブスペシャリティの中で最も求人数が豊富なのが「消化器内科」です。

基幹病院からクリニックまで、非常に多くの医療機関で常に募集が出ています。「消化器センター」「内視鏡センター」を持つ大規模な病院では、次世代を担っていく30代前半~後半の若手を募集しているケースが多いです。逆に100床規模の中小病院においては、消化器科として常勤医を複数名雇用する事は業務量的にも難しく、40代以上のベテランの先生を欠員補充という形で募集しているケースがほとんどです。

中~大規模病院ならば、消化器専門外来をやり、内視鏡・消化器疾患患者の病棟管理と専門性に非常に特化した勤務が可能です。専門以外は診たくない先生にはこういったワークスタイルの方が良いでしょう。大規模病院ならば、外来なしで内視鏡のみといったことも可能なことが少なくありません。

一方、中小病院においては、消化器科も掲げながら一般内科を多くこなすことが求められます。消化器に特化することを求める先生には向きませんが、大規模な病院よりは給与水準が高いケースが多いので、どこまで目をつぶれるか、妥協できるか、給与水準と勤務内容のバランスを考えていただくと良いかと思います。

消化器に特化した症例の多い医療機関では、1つの募集枠に複数の候補者が集まり選考されるケース一般的です。ベテランの先生がこういった医療機関へ応募する際に重要視されるのは、当然ながら即戦力として活躍していただく必要があるため、やはり内視鏡検査及び治療の経験値が重要な選考ポイントとなります。その際には、これまでの検査・治療の経験件数を整理しておくことをオススメします。反対に、若手の先生が応募する際に重要視されるのは、どの科目でも言えることですが、先生自身のお人柄やコミュニケーション能力、さらに将来どうなりたいかという思いなど、医師としてというよりまずは人間としての適性を見られるケースがほとんどです。スキルは入職してからしっかり身に付けることができますので、この段階では人間性で選考されると思って頂いて差し支えありません。

また、小規模病院では専門に特化したスキルを求められるケースはそれほど無く、逆に広く浅くどの程度の領域まで対応可能か、という点が重要視されてきます。

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