ASEAN経済統合でタイの国立病院医師不足が加速
ASEAN経済統合により、タイでは国立病院の医師不足への懸念が高まっています。現在、外国人による医療機関の株保有は49%に制限されていますが、経済統合で、70%にまで引き上げられます。保有率の拡大で、民間病院は資金力がアップし、高額の給与でより多くの医師を雇うことが可能になるようです。
民間病院の給与は国立病院の給与の4倍以上。日本の場合は国立病院機構と民間の給与格差はせいぜい2-3倍ですからタイの方が格差が大きいのです。TPP参加によって我が国の医療がどうなるかはわかりませんが、格差が拡大する方向に行くことは間違いないでしょう。非関税障壁である日本語がターゲットになる可能性は否定出来ません。即ち域内での医師免許の相互承認の可能性があります。勿論大変ですが、悪いことばかりでもありません。ピンチはチャンスです。それを見越して身の振り方を考えねばなりません。
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