公開日:2026年9月4日
医院M&Aとは
医院M&A(合併・買収)とは、医療機関の事業譲渡や株式譲渡を通じて、経営権を移転する取引です。後継者不在のクリニックが増加する中、M&Aを活用した医院継承は一般的な選択肢になりつつあります。
譲渡価格の目安と決定要素
医院M&Aの価格は以下の要素によって変動します。単純な「相場」はありませんが、おおまかな目安をお伝えします。
価格に影響する主な要素
- 診療科目:内科・小児科・皮膚科など安定した需要がある科目は比較的高めの傾向
- 患者数:継続的な患者さんの数と1日あたりの診療数が最も重要な要素
- 設備・機器:レントゲン・内視鏡・エコーなど高額設備の有無
- 不動産:クリニック物件の所有権の有無と評価額
- スタッフ:継続して勤務するスタッフの有無と人件費
- 地域:都市部と地方での需要差
価格帯の目安(参考)
- 小規模クリニック(内科・個人経営):500万円〜2,000万円程度
- 中規模クリニック(スタッフ複数・設備あり):2,000万円〜5,000万円程度
- 大規模クリニック(医療法人・複数診療科):5,000万円〜1億円以上
※これらはあくまで目安であり、個別の条件により大きく変動します。
医院M&Aの基本的な流れ
Step 1:情報収集と条件整理
まずは自分の希望条件(地域・診療科目・予算・時期)を整理します。サポートスタイルでは非公開案件を含む情報提供を行っています。
Step 2:案件の検討と交渉
条件に合う案件が見つかったら、価格や引継ぎ条件の交渉に入ります。この段階では守秘義務契約(NDA)の締結が一般的です。
Step 3:デューデリジェンス(資産調査)
買収対象のクリニックの財務状況・契約内容・法令遵守状況などを詳細に調査します。専門家(公認会計士・弁護士)の関与が推奨されます。
Step 4:契約締結
事業譲渡契約または株式譲渡契約を締結し、代金の決済を行います。
Step 5:引継ぎと開業準備
保健所への届出、保険医療機関の指定、スタッフとの契約など、実際の運営開始に向けた準備を進めます。
医院M&Aで注意すべきポイント
- 価格だけに惑わされない:安い案件には理由があります。引継ぎ条件や今後の運営コストも含めて総合的に判断しましょう
- 情報の非対称性に注意:譲渡側は良い情報も悪い情報も把握しています。デューデリジェンスは省略せずに行いましょう
- 引継ぎ期間の確保:最低でも3〜6ヶ月の引継ぎ期間を設定し、患者さんやスタッフへの周知を計画的に行いましょう
- 税務・法務面の専門家活用:医療法・税法・労働法など複数の専門領域が関わるため、適切な専門家の助言を受けることをおすすめします
よくある質問(FAQ)
Q. 医院M&Aにかかる期間はどのくらいですか?
A. 案件の発見から引継ぎ完了まで、通常6ヶ月〜1年程度です。譲渡側の準備状況や行政手続きの期間により前後します。
Q. M&Aと事業譲渡の違いは何ですか?
A. M&Aは広義の「合併・買収」全般を指し、事業譲渡はそのうちの一つの手法です。医院継承では「事業譲渡」の形式をとるケースが多いです。
Q. 医療法人のM&Aは可能ですか?
A. 医療法人の場合は通常の会社とは異なる規制があります。社団法人・財団法人など法人形態により手続きが異なるため、専門家への相談をおすすめします。
Q. 匿名で案件情報を得ることはできますか?
A. はい、可能です。サポートスタイルでは匿名での情報提供・相談に対応しています。まずはお気軽にお問い合わせください。
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