医局辞める

医局をトラブルなく辞めることの重要性

医局をトラブルなく辞めることの重要性

医局を辞めるからには、トラブルなく辞めたいものです。
先生が無事にお辞めになることを願っていますが、不幸にしてトラブルは起こるものです。

では、どのようなトラブルが起こりえるのでしょうか。

1.医局の人脈がなくなる恐れあり
医局を辞めるとなると、ほとんどの場合、医局での人間関係をその後の先生の医師キャリアに生かすことはできないとお考え頂いた方が良いです。それを失っても得るものがあるならば辞めるに値しますし、そうでなければ慎重に考えて頂くことをおすすめしています。

医師の世界は狭いです。まず、定期的に学会があります。同じ領域ならばどうしても会ってしまう可能性が高まります。かつて所属された医局の仲間達と顔を合わせる機会が出てきます。円満に医局を辞められていれば良いですが、万一、遺恨を残す形で医局を辞められていた場合は、顔を合わせにくくなります。
また、ご自分でご開業され、手伝いが欲しい場合をお考え下さい。同じエリアの同じ領域となると所属されていた若手の医局員に来ていただければ最も効率が良いでしょう。しかし、紹介していただきたい場合も頼みにくくなってしまいます。このように医局の人脈が閉ざされてしまうような辞め方は極力避けた方が良いです。

2.最先端の医療情報が入りにくくなってしまう
医療の世界は日進月歩。医師は一生勉強を続けていかねばばらない職業です。最先端の医療情報や技術を習得する必要がありますが、医局を辞めるとそのような修練の場がなくなりますし、最先端の情報が入手しにくくなります。

卒後早期にフリーランス医師になってしまうことを戒める先生が多いですが、理由はここにあります。卒後数年で医師としての成長が止まってしまうと最初は良くても10年目以降にその悪影響が出てきます。10年はしっかり修行してフリーランスになるのをお勧めするのはそのためです。

3.異端児のレッテル貼りをされかねない
医局を円満に辞めることができないと、異端児としてレッテルを貼られてしまうこともあります。これにより、先生の周りから去っていく仲間もいることでしょう。一匹狼タイプの先生には問題ないことですが、周囲との協調を重視される先生には辛いことかもしれません。トラブルなく大学病院の医局を辞めることが大切なのです。

医局をスムーズにお辞めになりたい先生は弊社にお気軽にご相談下さい。誠心誠意対応させていただきます。

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