通院が続くときの業務の組み替え|治療を続けながら働く医師の整理

⏱️ 30秒でわかる要点

  • 治療と仕事の両立については、国が事業者向けの指針を公表しており、確認先のひとつになる
  • 勤務先へ伝える情報は、業務の調整に必要な範囲に絞って考える
  • 通院の予定を先に押さえ、外来の予約と勤務の予定をあわせて組む
  • 業務の調整を依頼するときは、担っている業務と調整の案を添えて相談する

→ 伝える範囲と伝え方、通院日の確保、調整の依頼の準備、確認先の整理をまとめています

通院が続くなかで勤務を続けるには、治療の予定と業務の予定を並べて調整する必要があります。伝える範囲を自分で決められると、負担は小さくなります。

このページでは、通院がある場合の勤務調整の考え方、勤務先へ伝える範囲と伝え方、通院日を確保するための組み方、業務の調整を依頼するときの準備、制度や相談先の確認のしかたを順にまとめます。

通院が続くときの業務の組み替え

治療の内容と通院の頻度によって、必要な調整は変わります。まずは予定を書き出し、調整が必要になる範囲を把握します。

  • 通院の頻度と、1回あたりにかかる時間を書き出す
  • 勤務の予定のうち、調整が必要になる日を特定する
  • 急な変更が生じる可能性があるかどうかを、主治医の説明をもとに把握する
  • 治療と仕事の両立については、国が事業者向けの指針を公表しており、確認先のひとつになる

指針や制度の内容は変更されることがあります。最新の内容は、公的な窓口や勤務先の担当部門で確認してください。

勤務先へ伝える範囲と伝え方

伝える情報の範囲は、業務の調整に必要な内容を基準に考える方法があります。

  • 業務の調整に必要な範囲にとどめ、診断名などの詳細は必ずしも必要ではない
  • 伝える相手を、上司、担当部門、産業医などから選ぶ
  • 伝える時期と、伝える場(面談か書面か)を決めておく
  • 伝えた内容と日付を、自分の手元にも記録しておく

伝える範囲は、勤務先の規模や体制によっても変わります。相談しやすい窓口がどこかを、先に確認しておく方法があります。

通院日を確保するための組み方

通院の予定は、勤務の予定を決める前に押さえておくと組みやすくなります。

  • 通院の予定を先に決め、医療機関の予約をとる
  • 通院の前後の時間に余裕をとり、移動と待ち時間を組み込む
  • 勤務の希望を出す時期と、通院の予定をあわせて伝える
  • 予定が変更になった場合の連絡の順番を決めておく

通院の時間帯は、医療機関の予約の状況によって変わります。予約の変更が生じたときに備え、勤務先へ連絡する順番を決めておく方法があります。

業務の組み替えを依頼するときの準備

調整の依頼は、具体的な案を添えると検討が進みやすくなります。

  • 現在担っている業務と、かかっている時間を書き出す
  • 調整したい業務と、その期間の見込みを整理する
  • 代わりに担える人がいるかどうかを確認する
  • 調整が難しい場合の代替案を、あわせて用意しておく

依頼の内容は、一度にすべてを求めるのではなく、優先順位の高いものから伝える方法があります。調整の結果は記録に残し、状況が変わったときに見直せるようにしておく方法があります。

制度や相談先の確認のしかた

勤務先の制度や公的な仕組みは、対象と条件が定められています。確認先を分けて整理しておきます。

  • 勤務先の規程にある休暇や勤務時間の制度と、その運用
  • 両立支援に関する指針や、公的な相談窓口の有無
  • 加入している保険の給付の内容と、請求の手続き
  • 相談した内容と、担当者を記録しておく

制度の対象になるかどうかは、勤務先の規程と個別の状況によって判断されます。判断に迷う場合は、勤務先の担当部門と公的な窓口の双方で確認する方法があります。

よくある質問

勤務先にはどこまで伝えればよいですか?

業務の調整に必要な範囲を基準に考える方法があります。診断名などの詳細は必ずしも必要ではなく、伝える相手と時期を自分で選ぶことができます。

通院のための休暇は取れますか?

取り扱いは勤務先の規程によって異なります。休暇や勤務時間に関する制度の有無と運用を、担当部門で確認する方法があります。

業務の調整はどう切り出せばよいですか?

担っている業務と調整の案を書き出したうえで、面談の場で伝える方法があります。一度にすべてを求めるのではなく、優先順位の高いものから伝える進め方もあります。

周囲に知られることはありませんか?

伝えた情報の取り扱いは、勤務先の規程と運用によって定められています。伝える範囲と相手を自分で決めたうえで、取り扱いについても確認する方法があります。

制度や両立の相談はどこにできますか?

当室では、勤務の予定と治療の予定をあわせた働き方の整理について、状況を伺いながら一緒に考えています。判断を急がなくてよい形で相談を承っています。相談は無料です。

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作成:医師紹介の実務に従事する担当者/情報発信の責任者:代表取締役 藤代 浩章

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